広域遠隔制御 散水システム/M2Mシステム開発

当社の無線に関する豊富な知識と経験が大いに活かされた事例です。
事前の現地調査を元にその環境に適切な通信手段を割り出し、私達が自信をもってお薦めできるM2Mシステムの提案をさせていただきました。
M2Mシステムにおいては、使用目的や設置する環境などが多様化していることから、まだまだカスタマイズが避けられない分野と言われています。
当社では、お客様の目的や環境に応じて、必要最小限のコストで迅速にシステムを提供することに注力しています。

目的

37ヶ所の果樹園における散水を一元制御する

環境条件
  1. 散水を遠隔操作する果樹園は市街地および山岳地帯に点在する
  2. 管轄エリアは直径約7kmの広域である
  3. 山岳における果樹園はインターネット環境が整っていない
実装のポイント
  1. インターネット通信が不可なので代替通信システムを考案する必要がある

    (参考)通信手段と各方式の特長

    3G回線 通信は安定しているが端末の台数が多いので運用コストが大
    特定小電力無線 リピート機能を形成しないと広域に対応できない システムが複雑になる 信頼度(安定度)に課題が残る
    インターネット環境を構築 回線工事などのイニシャル費用が大
    デジタル簡易無線 イニシャルおよび運用費用が低コストで実現できる 広域に渡って安定した通信が可能
  2. 無線通信環境が良好ではない(山岳、谷間などが多い)
  3. 管轄エリアが広域である

中央コントロールパネルから各端末までの通信手段がシステム設計上のポイントでした。
この事例ではデジタル簡易無線方式によるM2Mシステムを採用しました。

システムの特長
  1. デジタル簡易無線(350MHz帯域 5W)でカバーエリアが広い(広域通信に向いている)
  2. ランニングコストが安い
  3. カスタマイズの自由度が大きい
  4. インターネット環境の有無に依存せず、過疎地や山岳エリアなどでもシステム構築が可能
システム導入後

システム導入前は、担当職員の方が37ヶ所の制御盤を操作するために、オートバイで巡回されていました。
システム導入後は、制御盤電源のON/OFFやタイマーの切り替えや、雷発生時の水まき中止といった操作が、遠隔にて一元的に可能になったため巡回が不要になりました。

実りの秋には、真っ赤にリンゴが色づき、素晴らしい景色となります。
今年も美味しいリンゴが沢山収穫できることを願っています。